「Hello World」の改造と再構築
「Hello World」プログラムを構築する今までの一連の操作で、デバッガーソフト「シャレード(Charade)」の画面に「 Hello World! 」の文字が表示されました。 しかし、単に、PCのデバッガーの上に「 Hello World! 」と表示されても、本当に JNIBの上でソフトウェアが実行されているのかどうか、どうもピンと来ません。
そこで、実際にJNIBが動作していることを体感できるように、現在の「Hello World」プログラムを改造してみます。
「Hello World」プログラムのソースコードの変更
「Hello World」プログラムのソース・コード「 Hello.java 」を以下のように変更します。
//
// Hello World ! 改訂版
//
import com.ajile.drivers.jnib.JNibSystem;
public class Hello
{
public static JNibSystem mSys;
public static void main( String[] args )
{
System.out.println( "Hello World !" );
mSys = JNibSystem.get();
int led = 0;
while ( true ) {
mSys.enableLed( led, false );
led = (led + 1) % 4;
mSys.beep(); // ビープ音
mSys.enableLed( led, true );
// 1秒 待ち
try {
Thread.sleep( 1000 );
}
catch ( Exception e ) {
}
}
}
}
できれば、このソースをそのままの形で「 Hello.java 」ファイルへコピー&ペーストしてください。
プログラムの内容としては、JNIBについているLEDのうち、「COM1」 「COM2」 「CF」 「Error」の4つのLEDを順番に1秒毎に点滅させてゆきます。その際、各LEDが光りはじめる時にビープ音が鳴るというものです。
ソースのコンパイル
コンパイルの方法は前回の「 「Hello World」ソースコードの準備とそのコンパイル 」 にある方法と全く同じです。cd C:\JavaSample %JAVA_HOME%\bin\javac -bootclasspath %AJILE_HOME%\Runtime_cdc11\Rts;%AJILE_HOME%\Runtime_cdc11\btclasses.zip -source "1.4" -target "1.4" -d C:\JavaSample Hello.java
「JEM Builder」による再構築
実行用ファイルを再構築します。 既に「JEM Builder」に対して「Hello World」プロジェクトは登録されていますので、それをそのまま使います。先ほどから「JEM Builder」が起動したままであれば、単にビルド用の
ボタンをクリックするだけでOKのハズです。 もちろん、メニュー[Project]-[Build]から再構築しても結構です。
もし、「JEM Builder」を既に終了させてしまっていたら、再起動してください。 通常「JEM Builder」は前回使ったプロジェクトを自動的に読み込んできますので、起動しただけで「Hello.ajp」が開いて来ると思います。 もし、「Hello.ajp」が自動的に開いてこない場合は、メニュー[File]-[Open Project]から、「C:\JavaSample」ディレクトリにある「Hello.ajp」ファイルを読み込んでください。
「Charade」による実行ファイルのダウンロード
前回の「 「Charade」による実行ファイルのダウンロードと実行 」を参考にして、
メニューバーから [File]-[Execute...]を選択して、「 C:\JavaSample 」ディレクトリにある「 load.sod 」を実行し、「Hello World」用実行ファイルをダウンロードします。
「Charade」による実行ファイルの実行
ダウンロードがすんだら、 「Run」ボタンをクリックして 新たらしい「Hello World」を実行してみてください。
問題がなければ、シャレード(Charade) の Consoleウィンドウに「 Hello World ! 」が表示された後、ビープ音とともに「COM1」 「COM2」 「CF」 「Error」の4つのLEDが順番に1秒毎に点滅してゆくハズです。 このとき、「COM1」 と 「COM2」のLEDは、光るとすぐに消えてしまいますが、これは仕様のようです。 一方、「CF」 と 「Error」のLEDは、1秒間 光続けています。
これで、JNIBが実際に動作しているところを体感できたと思います。
ところが 今の状態では、JNIBの電源を切ってしまうと、今ダウンロードした「Hello World」プログラムは消えてしまいます。 これについては、JNIBのメモリ構成についての知識が必要になりますので、引き続き「 JNIBのRAMとNANDフラッシュ・メモリ 」のページに進んでください。
関連情報・リンク
- 当サイトの管理人: 四元輝博のブログ「 シリコンバレー 24時 」