「Hello World」ソースコードの準備とそのコンパイル

JNIBに、お決まりの「Hello World」プログラムを実行させてみます。
「Hello World」プログラム と題していますが、現在 市販されている JNIB_L (通称「ブラックJNIB」もしくは「黒JNIB」)には ディスプレイがありませんので、 まずは PC上のデバッガーソフト「シャレード(Charade)」の画面に「Hello World」の文字を表示させてみます。

JNIB チュートリアル マニュアルに ソフトウェア開発の手順が記載されていますが、このマニュアルの内容もディスプレイが付いているタイプのJNIB(通称「ブルーJNIB」もしくは「青JNIB」)を前提としていますので、サンプルプログラムがほとんど参考になりません。 また、 説明されている開発環境が CLDC と CDC の両方について ごちゃ混ぜ で記述されているのでハッキリ言って非常に判りにくいです。
そこで、ここでは 開発環境として「 CDCを利用する 」 ということを前提として説明します。

2008年9月21日 現在

開発環境の確認

開発に先立って、以下の環境が整っていることを前提とします。

  • 「 AJILE_HOME 」 と 「 JAVA_HOME 」 という2つの環境変数が適切に設定されていること。
    ( 「環境変数の設定」 を参照してください)
  • PCとJNIBの間が JTAGアダプタで適切に接続されていること。
    ( 「JTAGアダプタの接続」 を参照してください)

とします。 それから、

Windows上の 「 C:\JavaSample 」ディレクトリを このプロジェクト用のディレクトリとします。
他のディレクトリ下で作業する場合は、ご自身の環境でのディレクトリと読み替えてください。

ソースコードの作成

「Hello World」プログラムのソース・コードは、ここでは最も単純に
class Hello
{
    public static void main( String[] args )
    {
        System.out.println( "Hello World !" );
    }
}

とします。

このソース・コードを 適当なテキスト・エディターにコピー&ペーストして、「 Hello.java 」という名前をつけて「 C:\JavaSample 」ディレクトリに保存します。

ソースのコンパイル

ウィンドウのコマンド・プロンプトを開きます。 そこで

cd C:\JavaSample


として、カレント・ディレクトリを「 C:\JavaSample 」にします。

その次に、ひじょ~~~に 長いですが、以下のようにJavaコンパイラのコマンドを1行で打ち込みます。 というか、打ち込むのは大変なのでコピー&ペーストして、変更が必要な部分だけ変更した方がよいでしょう。 実際の作業ディレクトリがこの例題と同じ「 C:\JavaSample 」を使っているのであれば、コピペした状態で そのまま実行しても問題ないハズです。


%JAVA_HOME%\bin\javac -bootclasspath %AJILE_HOME%\Runtime_cdc11\Rts;%AJILE_HOME%\Runtime_cdc11\btclasses.zip -source "1.4" -target "1.4" -d C:\JavaSample Hello.java

Javaコンパイラからのエラーが出なければ、「 C:\JavaSample 」ディレクトリに「 Hello.class 」という classファイルが 新たに出来上がっているハズです。


次は、出来上がった classファイルから 「 JEM Builder 」を使って JNIB上にダウンロードできる実行ファイルを作成します。
「JEM Builder」による実行ファイルの構築 (1)ランタイム登録編 に進んでください。

関連情報・リンク

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