JNIBユーザーズガイド ― 第2章 システム・プログラミング ―
2.4. 複数アプリケーションのNANDフラッシュへの保存 (Storing Multiple Applications in NAND Loader)
前述のとおり、 JNIBの NANDフラッシュは、「 表 1-1: JNIBのNAND保存領域 」が示すように、いくつかの領域に分けられており、複数のアプリケーションをアプリケーション・イメージ保存領域に保存することができます。 アプリケーション・イメージ保存領域のデフォルトのサイズは16MBになっていますが、変更することも可能です。 アプリケーション保存用の基本的なファイル・システムでは、アプリケーション保存内容のリスト、 アプリケーション・イメージのロード、 アプリケーションの起動、 といったAPIを提供しています。 このAPIは、aJileランタイムjavadoc の JNIBシステム・ドライバーのセクションでリストされている com.ajile.drivers.jnib パッケージ(JNibSystem クラス)で定義されています。
プライマリ・ブート・ローダー (PBL: Primary Boot Loader) として知られる スロット #0 にあるアプリケーションによって、アプリケーションは「スロット(slots)」毎にインデックス化されます。 PBLアプリケーションは「永久(permanent)」を意図し、JNIBの電源投入時にいつも起動します。 PBLアプリケーションの目的は、 希望された 他のアプリケーションの ロード と 起動 です。 アプリケーションの起動により、以前のアプリケーションを完全に置き換え、システム資源へのフル・アクセスを提供します。
NANDローダー または JTAG(前述の セクション 2.3. で述べたとおり) により、JNIB の NANDフラッシュ へプログラムされたアプリケーションはPBLアプリケーションとして指定されています。 PBLアプリケーション をプログラムすることにより、以前に保存されていたアプリケーションを含んでいるアプリケーション保存領域のすべてを消し去ります。 一度 PBLがプログラムされると、スペースが許す限り、他のアプリケーションはNANDストレージへロード可能となります。 (アプリケーションは セクション 2.3.1. パート1 の説明のとおり、ロード・ファイル・イメージにコンバートされている必要があります。) アプリケーションはスロット番号をスキップすることなく順番にロードされなければなりません。 保存されているアプリケーションは、同じスロット番号に新しいアプリケーションを単にロードすることによりアップデートできます。
JNIBユーザーズガイド 目次
- 第1章 概要 (Overview)
- 第2章 システム・プログラミング (System Programming)
- 2.1. ランタイム・システムの背景 (Runntime System Background)
- 2.2. アプリケーションの構築 (Building Applications)
- 2.3. NANDフラッシュへのアプリケーションの保存 (Storing Applications in NAND Flash)
- 2.4. 複数アプリケーションのNANDフラッシュへの保存 (Storing Multiple Applications in NAND Loader)
- 2.5. タイム・ゾーン・データのNANDフラッシュへの保存 (Storing Time Zone Data in NAND Flash)
- 2.6. 高速アプリケーション・ローディング (Fast Application Loading)
関連情報・リンク
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