JTAGの通信エラー対策

シャレード(Charade) を実行するとJTAGの通信エラーが起きてしまう問題への対応方法をまとめてみます。

%{color:red}【ご注意】 今までに報告されている最も多い事例は、輸送中の振動により、JNIB本体内で接続されているJTAGケーブルのコネクタが 外れてしまっていることです。
この場合、JNIB本体のネジを外して上蓋を開け、JTAGケーブルのコネクタを指し込み直すと解決します。%

2008年7月24日 現在

JTAGの通信エラー問題の症状

  • JNIB と PC本体を JTAGアダプタで接続後、 シャレード(Charade) を実行しようとすると、以下のように「Could not communicate with the target.」というエラーが表示され、シャレード(Charade)を実行することができない場合があります。

この問題点の解決のために、先ず、この図のメッセージの内容をひとつずつ確認して行きます。

確認事項(1) JTAGケーブルの確認 (the jtag cable is attached)

  • JTAGケーブルの接続が間違っていたり、不完全だったりすると、このエラーが発生します。
    JTAGケーブルの接続は、以下の図のようになっていることを確認してください。

確認事項(2) JNIBの電源の確認 (the target is powered)

  • JNIBに電源が入っていることを確認してください。
    JNIBに電源が入っていると、JNIBの隅の「Power」というラベルの青いランプが点灯しているはずです。 また、JNIB本体からの電源供給により、JTAG基板にある LED(発光ダイオード)の D1 が緑色に光っているはずです。 この写真では、緑色のパッチ・ケーブルの方を一旦抜いていますが、このように、パッチ・ケーブルを接続していない状況でも、発光ダイオード D1 は点灯します。 もし、 D1 が点灯していない場合は、JNIB本体内部でJTAGケーブルが外れている可能性があります。 D1 の点灯を確認後、パッチ・ケーブルを改めて接続してください。

確認事項(3) パラレル・ポートのアドレスの確認 (charade.cfg contains the proper parallel port address for this PC)

  • 通常のPCのパラレル・ポートのアドレスは16進数の 「 378 」が標準です。 シャレード(Charade) も、デフォルトではパラレル・ポートのアドレスが「 378 」であることを前提に設定されています。 PCのBIOSの設定などからパラレル・ポートのアドレスを確認してみてください。

確認事項(4) デバイス・ドライバの確認 (on NT & Win2k verify CharadeDrv is installed and running)

  • 画面のメッセージでは、デバイス・ドライバの名称が「 CharadeDrv 」となっていますが、 最近 変更されたらしく、少なくとも「 aJile JME/CDC 1.1 Runtime and Tools version 5.1.03 」では、「 giveio.sys 」というパラレル・ポート用のデバイス・ドライバが利用されています。
  • この giveio.sys の確認方法については、giveioドライバの確認方法 ページにまとめてありますので、そちらを参照して giveio.sys が正常に動作していることを確認してください。

ルネサステクノロジ社の「 LptFix.exe 」による問題解決方法

上記の4つの確認事項を確認し、問題解決を図ってみても、まだ問題が解決しない場合は、「 LptFix.exe 」を実行してみましょう。

この手の問題はJNIBに限らず、パラレル・ポートを利用したJTAGツール開発環境には必ず付きまとう問題です。 「 LptFix.exe 」とは、半導体大手メーカーであるルネサステクノロジ社が提供しているパラレル・ポート問題解決用のソフトウェアです。

これについては、LptFixによる問題解決方法 ページにまとめてありますので、そちらを参照してみてください。

それでも問題が解決しないの場合

ここまでの 解決方法でも問題が解決しない場合は、以下の方法を試してみてください。

  • パラレル・ポートにプリンタなどを接続し、パラレル・ポートが物理的に正常に動作していることを確認する。
  • 別のPCが利用できるのであれば、別のPCで試してみる。

それでも問題が解決しない場合は、JNIB本体 または、JTAGアダプタが 不良である可能性が高いと考えられます。 お買い求めになった販売店にご相談された方がよいと思います。

関連情報・リンク

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