LptFixによる問題解決方法

パラレル・ポートの問題はJNIBに限らず、パラレル・ポートを利用したJTAGツール開発環境には必ず付きまとう問題です。 「 LptFix.exe 」とは、半導体大手メーカーであるルネサステクノロジ社が提供しているパラレル・ポート問題解決用のソフトウェアです。 このページでは、「 LptFix.exe 」の使い方を紹介します。

2008年7月24日 現在

前提条件

  • JNIBの開発環境ソフトウェアである「 aJile JME/CDC 1.1 Runtime and Tools version 5.1.03 」 が 「 C:\aJile 」ディレクトリにインストールされていることを前提とします。 また、環境変数「 AJILE_HOME 」の値が適切に設定されている、つまりこの場合は「 C:\aJile 」となっている、と仮定します。 環境変数の設定方法に関しては、環境変数の設定ページを参照してください。
  • JTAGの通信エラー問題が生じたシステムは、以下の環境で動作していると仮定します。
    • Microsoft Windows XP 日本語版 Service Pack 2

考えられる問題の原因

Windows XP の パラレル・ポート標準ドライバ「 Parport.sys 」は、パラレル・ポートに新たに接続されたデバイスを自動的に認識する機能を持っており、そのため、新たなデバイスを検出すると、そのデバイスとの間で自動的に通信を開始してしまいます。 この機能が、 シャレード(Charade) のような パラレル・ポートを利用してJTAGアダプタと通信を行うアプリケーション・ソフトと競合を起こしてしまい、正常に動作しない場合がある、と考えられます。

ただし、Windows XP であれば必ずしもこの問題が起こるとは限らないようです。

このような問題を解決するためのソフトウェアとして、ルネサステクノロジ社より「 LptFix.exe 」というソフトウェアが提供されています。

この問題が発生する条件

  • この問題が発生するのは、PC の OS が Windows XP の場合のようです。
  • Windows 2000 では この問題は発生しない模様です。
  • Windows Vista では 実際に実験したことがないので、詳しいことはわかりません。

解決方法

  • それから「 LptFix.exe 」をダウンロードしてください。

LptFix.exe の実行

* 上記の ルネサステクノロジ社 のページの説明に従って「LptFix.exe」を実行してください。

> LptFix

  • 「LptFix.exe」を実行後、ウィンドウズを再起動すると、Windows XP のパラレル・ポートが無効状態になります。 デバイス マネージャ から「プリンタ ポート (LPT1)」を表示させることにより、デバイスのマークに黄色い「 ! 」印がついて無効になっていることが確認できます。
    この状態ではパラレル・ポートに接続するプリンタ等は利用できなくなります。
  • 最後に JTAGアダプタを正しく接続して「 シャレード(Charade) 」を実行してみてください。

パラレル・ポートを元の状態に戻す方法

  • 「LptFix.exe」により 無効状態になったパラレル・ポートの状態を元に戻します。
* パラレル・ポートを元の状態に戻す場合は、コマンド・プロンプトから、以下のように「 /U 」オプションを着けて「LptFix.exe」コマンドを実行します。

> LptFix /U

技術解説的編集後記

問題が起きていた自分の開発用PCで、実際に上記のとおりの操作をして問題は解決しました。 その後、「 LptFix /U 」を実行し、パラレル・ポートを元の状態に戻してエラーが再現するかどうか試してみましたが、残念ながら(笑)、その後、パラレル・ポートを有効にしたままでも シャレード(Charade)が正常に起動するようになりました。

このように、腑に落ちない点がいくつかありますが、とりあえず 私の環境では JNIBの開発環境が動作するようになりました。 この件に関しましては、まだまだ判らないことも多々ありますので、同様の経験をされた皆様からのレポートをお待ちしております。

関連情報・リンク

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